Instagram、TikTok、YouTube のタイアップ投稿ラベル
どのプラットフォームにも、投稿が商業的なものだと視聴者に伝えるスイッチがあります。Instagram ではタイアップ投稿ラベル、TikTok ではコンテンツ開示設定、YouTube では有料プロモーションと呼ばれます。それぞれの役割、クリエイターがオンにする方法、ブランドがタグ付けされる仕組み、そしてそれだけでは不十分な場合がある理由を説明します。
3 つのラベルの比較
| プラットフォーム | クリエイターがオンにするもの | 視聴者に見える表示 | ギフトした商品も? |
|---|---|---|---|
| 「Add paid partnership label」(タイアップ投稿ラベルを追加)のトグル、次にブランドパートナー | クリエイター名の下に「Paid partnership with [brand]」(タイアップ投稿) | はい。Meta のポリシーは、無料のギフトを価値の交換とみなします。 | |
| TikTok | 「Disclose commercial content」(コマーシャルコンテンツを開示)、次に「Branded content」(ブランドコンテンツ) | 「Paid partnership」 | はい。TikTok のポリシーは、ブランドからギフトされた商品も対象にしています。 |
| YouTube | YouTube Studio の有料プロモーション設定 | 動画の冒頭に「Includes paid promotion」(プロモーションを含みます) | はい。YouTube のポリシーは、通常の動画と Shorts の両方で無料の商品を対象にしています。 |
Instagram のタイアップ投稿ラベル
Meta は、ブランドコンテンツを「支払いや無料のギフトなど価値のあるものと引き換えに、ビジネスパートナーが登場する、または影響を与えたコンテンツ」と定義しています。ポリシーでは、クリエイターはこうしたコンテンツにタイアップ投稿ラベルを使い、ブランドをタグ付けする必要があります。ラベルはフィード投稿、リール、ストーリーズ、ライブ、ブロードキャストチャンネルで使え、Instagram のモバイルアプリからのみ追加できます。
クリエイターがオンにする方法
- 01
ブランドコンテンツツールを有効にする(初回のみ)
Instagram アプリでプロフィールを開き、メニューをタップして、Creator tools and controls(または Business tools and controls)、Branded content、Set up branded content tools、Enable の順にタップします。
- 02
投稿やリールにラベルを追加する
動画を選んでキャプションを書いたら、Next、More options をタップします。Add paid partnership label をオンにします。フィード投稿では Partnership label & ads の中にあります。
- 03
ブランドをタグ付けする
Add brands manually をタップして、ブランドのアカウントを検索します。タグ付けできるブランドは 2 つまでです。Done をタップしてシェアします。
クリエイターが初めてブランドをタグ付けすると、Instagram からブランドにリクエストが届きます。ブランドが承認するまで、投稿にはブランド名のないラベルが表示されます。ブランドがリクエストを拒否すると、投稿からラベルが削除されます。
ブランドがクリエイターを承認する方法
ブランドには Instagram のプロアカウントが必要です。誰にタグ付けを許可するかを決めるには、プロフィールを開き、メニューをタップして、Business tools and controls、Branded content の順にタップします。Manually approve content creators をオンにして、Approved content creators にクリエイターを 1 人ずつ追加します。タグ付けされるとブランドに通知が届き、投稿のインサイトを見られるようになります。クリエイターは、その投稿をブランドがパートナーシップ広告として配信することを許可することもできます。Instagram ヘルプのラベルの使い方とクリエイターの承認をご覧ください。
TikTok のコンテンツ開示設定
TikTok のポリシーでは、ブランドコンテンツとは、支払いやその他のインセンティブ(ブランドからギフトされた商品を含む)と引き換えにブランドを宣伝またはレビューするコンテンツです。クリエイターは、こうしたコンテンツにコマーシャルコンテンツの開示設定をオンにする必要があります。オンにしないと、TikTok が投稿を制限または削除することがあります。
- 01
開示オプションを開く
投稿画面で、必要なら More options をタップし、Content disclosure and ads をタップします。
- 02
設定をオンにする
Disclose commercial content をオンにし、他社のブランドについての投稿なら Branded content を選びます。(Your brand は自分のビジネスを宣伝するときに使います。)
- 03
保存して投稿する
Save、Continue の順にタップして投稿します。ブランドコンテンツを含む投稿には、視聴者に「Paid partnership」と表示されます。
この設定は投稿後にも、投稿の More options から Ad settings を開いてオンにできます。TikTok のステップごとのガイドをご覧ください。
YouTube の「Includes paid promotion」(プロモーションを含みます)
YouTube は、ブランドコンテンツを「無料の商品を含め、価値のあるものと引き換えにブランドパートナーが影響を与えたコンテンツ」と定義しており、ポリシーは Shorts にも適用されます。動画にブランドコンテンツが含まれる場合、クリエイターは YouTube に申告する必要があります。YouTube Studio で動画の詳細を開き、Show more(すべて表示)を選び、Paid promotion(有料プロモーション)で動画にブランドコンテンツが含まれることを示します。すると YouTube が、動画の冒頭に「Includes paid promotion」(プロモーションを含みます)などの表示を出します。YouTube は、開示を明確で目立つものにする責任は引き続きクリエイターにあるともしています。YouTube のヘルプページをご覧ください。
ギフト投稿にもラベルを使うべき?
各プラットフォームのルールでは、はい。Meta は無料のギフトを価値の交換とみなし、TikTok はギフトされた商品を、YouTube は無料の商品を明記しています。ブランドが無料で送った商品について投稿するクリエイターは、報酬を受け取っていなくてもラベルをオンにすることが求められます。
ラベルは有償の案件だけのものだと思って、オンにしないクリエイターは少なくありません。ギフトに添えるメッセージで伝えましょう。どのラベルをオンにするか、どのアカウントをタグ付けするか、キャプションにどんな言葉を入れるか。
ラベルだけで十分?
どこでも十分とは限りません。どのプラットフォームも、法律を守る責任は引き続きクリエイターにあるとしており、規制当局によってラベルの扱いは異なります。
- アメリカ。 FTC は、プラットフォームの開示ツールで十分だと思い込まず、自分の表記も加えるよう求めています。詳しくはギフトした商品に関する FTC のルールをご覧ください。
- ドイツ。 メディア監督機関は、プラットフォームのラベルに「Werbung」「Anzeige」または「bezahlte Werbepartnerschaft」という言葉が使われていれば、それだけで認めます。
- イギリス。 CMA は、ラベルがわかりやすく目立つものであれば認めます。そうでなければ、冒頭に「Ad」を加えましょう。
- スペインとブラジル。 業界の規範は、プラットフォームのツールを使うよう推奨しています。ブラジルのガイドは、「collab」投稿やブランドのハッシュタグだけでは不十分な場合があると付け加えています。
- インド。 ASCI は Instagram の「Paid Partnership」と YouTube の「Includes Paid Promotion」を認められるラベルに挙げていますが、クリエイター自身の表記に加えてプラットフォームのツールを使うよう求めています。
ほとんどの国で通用するいちばん安全な方法は、プラットフォームのラベル、キャプション冒頭の現地語での表記、そして動画の中での画面表示か口頭での言及の 3 つを組み合わせることです。各国で求められる言葉は、国別・インフルエンサーの PR 表記ルールをご覧ください。
Pozto がラベルを読み取る仕組み
Pozto は、ギフトしたクリエイターの TikTok、Instagram Reels、YouTube Shorts を見守り、商品が映っている投稿を見つけます。各投稿について、読み取れる場合はプラットフォームのタイアップラベルを記録します。YouTube の有料プロモーションのフラグと、Instagram の「Paid partnership」ラベルです。キャプションから PR 表記の言葉も読み取り、チェックした動画では、クリエイターが口頭や画面で表記したかも確認します。
Pozto が伝えるのは見つけた結果(はっきり、弱い、なし)であり、それが法的に十分かどうかではありません。1 つの投稿は無料の PR 表記チェッカーで確認するか、クリエイター 10 人まで無料で始めましょう。
よくある質問
Instagram の「Paid partnership」(タイアップ投稿)とはどういう意味ですか?
クリエイターがその投稿のために、ラベルに名前のあるブランドから、お金や無料の商品など価値のあるものを受け取ったという意味です。Meta のポリシーは、そうしたコンテンツにラベルを求めています。
ギフトされた商品でも、クリエイターはタイアップ投稿ラベルを使うべきですか?
はい、プラットフォーム自身のルールではそうです。Meta、TikTok、YouTube はいずれも、無料の商品を開示ラベルが必要な価値のあるものとみなしています。
クリエイターのタイアップ投稿ラベルに、なぜ自社のブランド名が表示されないのですか?
Instagram では、ブランドがクリエイターのリクエストを承認して初めてブランド名が表示されます。それまでは、名前のないラベルが表示されます。ブランドがリクエストを拒否すると、ラベルは削除されます。
TikTok の開示設定は投稿後に追加できますか?
はい。投稿を開き、More options、Ad settings の順にタップして、Disclose commercial content をオンにします。
タイアップ投稿ラベルだけで法律を守れますか?
すべての国でそうとは限りません。ドイツは「Werbung」「Anzeige」または「bezahlte Werbepartnerschaft」と書かれたプラットフォームのラベルを、イギリスはわかりやすいラベルを認めますが、アメリカの FTC とインドの ASCI は自分の表記も加えるよう求めています。プラットフォーム自身も、法律を守る責任はクリエイターにあるとしています。


